うつ病でも保険に加入可能?精神疾患にやさしい保険とは

公開日:2023/04/15


病気に備え、未来を明るく過ごすための準備に生命保険は最適な保険商品です。しかし、生命保険の加入時には疾患の有無など申告が必要です。うつ病を経験したことがあると、生命保険に入れないのでは?と感じている方も多いでしょう。そこで、この記事ではうつ病でも生命保険に入れるのか、をテーマに解説していきます。

うつ病になると生命保険に加入できない?加入できる保険とは

厚生労働量の統計によると、平成8年には約43万人だったうつ病の患者数は、平成20年には104万人を突破し、現在も増加の一途を辿っています。平成29年度には127万人に達しており、うつ病はもはや国民病のひとつといっても過言ではないでしょう。身近なご家族や友人の中にも、うつ病をはじめとする気分障害に悩まされているという方は多いのではないでしょうか。とても身近な疾患として拡大するうつ病ですが、発症すると生命保険の加入取り扱いはどうなるのでしょうか。

結論からいうと、多くの生命保険に入れなくなります。住宅ローンに欠かせないパートナーとして知られる団体信用生命保険にも、加入が難しいとされます。その理由は、うつ病経験がある方はその後の「疾病率」が高く、保険加入には保険会社側の負担が大きくなるとみなされるためです。しかし、未来の保障のためには少しでも得ておきたいもの、入れる生命保険はないのでしょうか。

加入できる生命保険はある

うつ病を発症した直後は加入が難しいです。しかし、完治から5年以上経過していること、そして診察等を現在受けていない方は加入できます。なぜなら過去の疾病歴をいわなくてよい生命保険が多くなるからです。また、がん保険はうつ病でも加入できることが知られており、日本人の疾患に多いがんをカバーできます。

また、過去の病を申告する義務がない生命保険も登場しており、保険料が割高の傾向がありますが求める保障を得ることも夢ではありません。まずは焦らずにうつ病をしっかりと治し、生活を取り戻すことから始めましょう。生命保険の門戸はうつ病に罹った場合でも閉じられるわけではないのです。また、医療保険なら加入できるケースもあります。

保険加入後にうつ病と診断されたケースへの対応

身近な疾患として知られるうつ病ですが、もしも既に生命保険に入った後にうつ病になってしまった場合には、一体どのように対処すればよいでしょうか。結論からいうと、加入先の生命保険会社にうつ病の報告をする必要はありません。

加入後に疾患にかかったとしても告知をわざわざする義務がないからです。うつ病になってしまったからといって、生命保険を解約する必要もありません。知らずに解約してしまうと、上記で解説のとおり新規加入できる生命保険は限られてしまいます。

就業不能保険に入っておくこともおすすめ

もしも残業が多く、ストレスの多い職場に従事している場合には、予め生命保険の種類のひとつである「就業不能保険」に入っておくこともおすすめです。この保険は働けなくなってしまった場合に支払われる保険。就業不能になってしまう原因のトップは精神および行動の障害であるといわれており、「うつ病をはじめとする気分障害」であることは明白です。

なお、第2位にはがんが挙げられています。働けなくなってしまうと収入が途絶えてしまうため、万が一に備えて生命保険に加入し不足の事態に備えてみてはいかがでしょうか。もちろん、無理な働き方を見直すことも大切です。心も身体もたったひとつです、ご自身やご家族のためにも無理をしないライフスタイルを組み立てることが先決です。

支援制度や医療制度を活用して治療に専念しよう

最近ではうつ病はもちろんのこと、適応障害をはじめとする精神系の疾患を芸能人も隠すことなく公表するようになりました。心の病は決して治らないものではなく、ゆっくりと時間をかけて休養し、時には投薬を続けることで完治を目指すこともできます。

しかし、うつ病をはじめとする気分障害の疾患は就労不能に陥ることが多く、収入の面からプレッシャーに感じてしまい、無理に働き続ける人も少なくありません。しかし、無理な行動を重ねてしまっては心も体も疲労してしまいます。しっかりと治療をするためにも、支援制度や医療制度を活用することがおすすめです。

では、支援制度や医療制度には一体どのようなものがあるでしょうか。

自立支援医療とは

自立支援医療とは精神科に通院し、治療や投薬を受けた場合の費用を一部負担してくれる制度のことです。この制度は厚生労働省が主体となって運用しており、心身の障害をサポートするために発足しました。対象者は精神通院医療・更生医療・育成医療に分類されており、育成医療は18歳未満に限定されています。

重度心身障害者医療費助成制度とは

この制度は重度の障害にいたった方のサポートを目的としている制度です。経済的な負担を軽減するために自己負担額となる医療費を助成してくれます。

そのほかの公的サポートも

精神疾患は障害年金の対象となるためしっかりと準備をして申請をすることで年金がもらえる可能性もあります。さまざまなサポート体制が公的機関にも用意されているため、活用しながら治療を継続しましょう。

まとめ

この記事では「うつ病と生命保険」をテーマにお送りしました。うつ病は生命保険に入れない、というイメージが先行していますが、決してそうではありません。告知義務となる期間を超えれば再び通常通りの生命保険に加入できますし、発症後5年以内であってもがん保険や医療保険などによっては問題なく加入することができます。うつ病に罹ると不安な気持ちに陥ってしまいますが、慌てずしっかりと治療しましょう。

【浅草周辺】おすすめの保険の相談窓口ランキング

イメージ1
2
3
4
5
会社名保険貯蓄ナビ 浅草ROX店ほけんの窓口 浅草エキミセ店保険クリニック 本郷三丁目駅前店保険見直し本舗 上野御徒町店セブン保険ショップ 曳舟店
特徴相談は何度でも無料、買い物ついでに気軽に立ち寄れる保険ショップキッズコーナーやベビーベッドなど子ども向け設備が充実した保険ショップ家計や住宅ローンなど5つのマスター資格を持った専門コンサルタントが対応顧客ニーズに寄り添った姿勢を提案ができる保険の相談窓口セブン&アイHLDGS.グループが運営する年中無休の保険の相談窓口
公式サイト

おすすめ関連記事

サイト内検索
保険相談関連コラム